函館の4月の平均気温は高い?桜の開花時期やイベント情報と合わせて紹介

2023年の函館の4月の気温は平均気温9.3度、最低気温4.4度、最高気温13.9度です。年々平均気温が上がっているためか、函館では桜の開花時期も早まっており、2024年は4月18日に開花、4月23日に満開を観測しました。このため、旅行中にお花見を計画しているなら、ゴールデンウイーク前半がおすすめです。

この記事では地元民のごっ子が函館の4月の気温の傾向や桜の開花時期、イベント情報を紹介します。

目次

4月の函館の気象情報

ここでは、気象庁や国立天文台のデータを元に、2023年4月の函館の気象情報を紹介します。

日平均気温9.3度
日最高気温(平均)13.9度
日最低気温(平均)4.4度
日最大降水量20mm
平均風速4.2m/s
日の出/日の入り(毎月1日頃)5時20分頃/18時頃

参照:気象庁「月ごとの値」

4月の函館の気温の傾向は?

函館の4月の最高気温は10~13度程度、最低気温は3~4度程度です。やっと春らしくなり、4月上旬には蕗の薹も見られるようになります。最近では4月の気温もどんどん上がっており、中旬にもなると桜も開花し、早い年では満開になっています。

このため、五稜郭でお花見を予定しているなら、ゴールデンウイーク前半に旅行を計画するのがおすすめです。5月に旅行に来ると、最悪の場合すでに葉桜になっています。

4月はだいぶ暖かいとはいえ、まだまだ気温は安定しません。寒い日だと平均気温が10度を下回るので長袖は必須です。ちなみに、私の家では寒いので4月でもまだストーブを付けています。

天気は安定しないことが多く、雨に雪が混じることもあります。といっても、積もるほど雪が降ることはほとんどなく、路面も凍結していません。旅行時は冬道用の靴は必要ないものの、雨具があると安心ですね。

4月の函館のおすすめの服装

ここではやっと春らしくなってきた函館で、4月に観光するときにおすすめの服装をご紹介します。なお、4月は上旬と下旬で気温が大きく異なるため、時期を分けて服装を紹介します。

防寒具:手袋やマフラーはあった方が安心

春の訪れを感じるとはいえ、まだまだ函館の4月は寒いことも多いので手袋やマフラーなどの防寒具があると安心です。

4月上旬であれば雪解け直後のため、まだまだ寒い日が続くので手袋は欲しいですね。

年により異なるものの、最近は4月下旬のゴールデンウイーク頃ともなると、最高気温が15度以上のことも多くあります。なので、コートなどアウターでしっかり防寒しているのであれば、別途防寒具を用意する必要はないかと思います。

アウター:上旬はコート、下旬は春ものでも

アウターは4月上旬であれば、冬物のコートをそのまま使っても問題ありません。実際、私も4月は冬物を着ていますが、暑すぎることはあまりありません。

一方、4月下旬のゴールデンウイークあたりだと、春もののアウターで十分かと思います。ただし、まだまだ朝夕の寒暖差が激しく、日によっては最低気温が5度以下のときもあります。トレンチコートやジャケットのような軽めのアウターで旅行に来るなら、トップスやインナーで体温を調節できるようにした方が安全ですね。

トップス:重ね着で体温調節。半袖ではなく長袖で

トップスは4月の上旬・下旬を問わず長袖がおすすめです。上旬であれば厚手のセーターの他、ヒートテックインナー+シャツ+カーディガンなど重ね着しておくと体温調整しやすくなります。

4月下旬はアウターで暖を取れるのであれば、インナーは薄手の長袖やシャツでも問題ありません。暑すぎるときは腕をまくれば丁度いい温度です。なお、半袖はよほど暑がりの人でない限り寒いと思います。

ボトムス:上旬なら冬物、下旬なら春物もOK

ボトムスは上旬であれば冬物、下旬であれば春ものでも問題ありません。とはいえ、真冬ほど気にする必要はなく、デニムやチノパン、スカート+ストッキングなど普通のもので快適に過ごせると思います。

4月下旬で生足はまだ寒いとは思うものの、若い女性や女の子だとスカート+ソックスの人もいます。寒さに強ければ、耐えられない温度ではありません。

靴:スニーカーでもいいが防水加工をしていると便利

雪が溶けて路面が出ている状態であれば、スニーカーでも問題ありません。地元民を見ていると4月上旬なら冬物のブーツ、下旬なら普通の靴を履くイメージです。路面によってはまだ雪が残っていたり、雪解けの水でぬかるんでいたりすることもあるため、防水加工しているといいですね。

足元の寒さが気になるなら、厚手の靴下を履くなど、靴本体よりも靴下で調整します。

おすすめアイテム:カイロと雨具

4月は上旬・下旬にかかわらず、まだまだ気温も天候も安定しません。場合によっては雪混じりの曇天になることもあるので、一気に冷え込んでもいいようにカイロを持参しておくのがおすすめです。カイロは貼るタイプだけでなく、靴用(または靴下用)があると足元から冷えを防げます。

また、天気が変わりやすいのも春先の特徴のため、観光で外を歩くなら折り畳み傘や雨がっぱがあると万が一の時にも安心ですよ。

4月の函館のイベント情報

では最後に4月の函館のイベント情報を紹介します。なお、4月のイベントは桜関連のものが多くなります。その年の気候によってはイベント開催時期がズレる恐れがあるため、観光前に最新の情報を確認してください。

五稜郭公園お花見

函館の中心部にある桜の名所「五稜郭公園」では、堀を囲むように咲くソメイヨシノやヤエザクラを楽しめます。郭内を歩いて桜を楽しむのはもちろん、五稜郭タワーからは桜色に縁取られた星型の特別史跡五稜郭を見られます。

北海道ではジンギスカンを食べながらお花見をする文化があるため、シーズン中の園内は宴会でも盛り上がっています。また、例年、お花見期間中(4月下旬~5月上旬)の19時~21時まで“花見電飾”というライトアップもしているので、夜桜を楽しむのもおすすめです。

なお、桜の開花時期は例年早まっているので、お花見旅行を計画している方は、最新の情報を確認してください。参考までに、直近3年間の開花と満開の時期は以下の通りです。

年度開花満開
2024年4月18日4月23日
2023年4月14日4月20日
2022年4月21日4月25日

函館公園お花見

海沿いの青柳町にある桜の名所「函館公園」でも、シーズン中は園内の至るところでソメイヨシノを楽しめます。園中央にある噴水広場からは函館山と、園内にある小山の頂からは津軽海峡と桜を眺めることができます。

なお、函館公園内には、博物館やミニ動物園、ミニ遊園地もあるので、お子さん連れの方にもおすすめです。ミニ遊園地(こどもの国)にはレトロ感満載の“日本最古の観覧車”もあります。

函館公園でもお花見期間中(4月下旬~5月上旬)は19時~21時までライトアップを実施しています。

サル山温泉

函館市熱帯植物園では、毎年12月~5月の大型連休頃まで、サル山のプールに温泉を引き入れ、ニホンザル達に提供しています。温泉は冬季の寒さを凌ぐために入れているものの、4月の少し温かい時期に温泉でのんびり寛ぐ姿を見るのも楽しいと思います。熱帯植物園は海沿いにあり冬は浜風でとても寒いので、春先の方が穏やかに観光できるのもメリットです。

【北斗市】北斗桜回廊

函館の隣町北斗市では、例年お花見期間中(4月下旬~5月上旬)に以下の桜の名所3カ所でライトアップを実施しています。

場所ライトアップ時間
法亀寺18:30~20:30
松前藩戸切地陣屋跡18:30~21:00
大野川沿い18:30~21:00

おすすめは法亀寺のライトアップです。高さ約12メートル、推定樹齢300年のしだれ桜が光で浮かび上がり、幽玄の美しさを楽しめます。また、法亀寺から徒歩5分の大野川沿いは、ライトアップ期間中歩行者天国になるため、のんびりと夜桜を楽しむのにもうってつけです。

北斗桜回廊の会場までは、JR函館駅から車で約35分。少々時間がかかります。

【松前町】松前さくらまつり

日本最北の城下町、松前町では例年お花見期間中(4月下旬~5月上旬)に出店やイベントを実施しています。イベントは主に土日祝日の開催です。

シーズンともなると、町内の至るところで桜が満開になり、桃源郷さながらの景色が楽しめます。松前公園内には250種1万本の桜が植えられ、早咲き・中咲き・遅咲きと種類が豊富なので、1カ月近くお花見を楽しめるのも魅力です。

松前町までは函館から車で約2時間です。距離があるため、お花見をするなら時間に余裕を持った計画を立てるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

現函館市在住のごっ子です。
このブログでは地元民のごっ子が宿泊して良かったホテルや、季節のイベントなど少し役立つ観光情報をご紹介します。

中学・高校と函館市で過ごし、社会人になってから地元に戻ってきて早10年。昔から観光のお客さんが多かったものの、最近では駅前や五稜郭エリアが新しく生まれ変わり、有名企業のホテルも続々建設されています。

「函館って飲食店のブログは多いものの、ホテル情報をまとめたブログって案外少ない。ホテルでのんびり過ごすのが好きだし、せつかくなら情報をまとめたら分かりやすいのでは?」と思ったのがこのブログを始めたきっかけです。不定期ですが、役立つ情報を更新していきたいと思います。

ごっことはホテイウオのこと。

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