函館の7月の気温の特徴やおすすめイベントを紹介!服装は半袖で大丈夫?

2023年の函館の7月の平均気温は23.3度です。「北海道の初夏は涼しそう!」と思う人が多いかもしれませんが、函館に関しては湿度が高く、数値よりも体感温度は高くなりがちです。一方、夜はまだまだ20度を下回る日があるので、夜景を見に行く人は暑さ対策だけでなく寒さ対策も十分にしてください。

この記事では地元民のごっ子が函館の7月の気温の傾向やおすすめの服装、イベント情報を紹介します。

目次

7月の函館の気象情報

まずは、気象庁や国立天文台のデータを元に、2023年7月の函館の気象情報を紹介します。

日平均気温23.3度
日最高気温(平均)27.2度
日最低気温(平均)20.2度
日最大降水量48.0mm
平均風速2.9m/s
日の出/日の入り(毎月1日頃)4時10分頃/19時10分頃

参照:気象庁「月ごとの値」

7月の函館の気温の傾向は?

冬が長い函館で、やっと夏らしい気温に安定してくるのが7月です。つい数年前まで7月は“北海道らしいて気持ちのいい夏”のイメージがあったのですが……。最近では7月でも最高気温が30度を超える年も出てくるなど、涼しさの期待を裏切られる暑さが続いています。

函館の近年の7月の平均気温は22~23度程度、最高気温は25度前後、最低気温は19~20度前後です。「北海道の初夏は爽やかで過ごしやすそう」と、イメージしている人が多いと思いますが、函館に関しては湿度が高いので要注意。ベタベタ蒸し暑く、日中の体感温度は+2度程度ある印象です。

一方で、日が落ちると気温が20度以下になる日も多いです。函館山に夜景を見に行ったり、飲み歩いたりする人は上着を持ってきた方がいいですね。

なお、東京の7月の平均気温は26度程度、6月の平均気温は22度程度です。なので、首都圏の人からすると函館の7月は、6月程度の過ごしやすい気温に感じるかもしれません。

7月の函館のおすすめの服装

ここからは、7月の函館観光でおすすめの服装を紹介します。最近は7月でも最高気温が25度を超える日が多々あるので、日中出歩くときは半袖で問題ありません。ただし、夜は20度以下まで下がることも多いので、外出するならアウターがあった方がいいですね。

アウター:夜出歩くなら夏物の薄めのアウターを

函館も7月ともなると、日中は25度を超えることが多くなります。一方で、7月初旬から中旬であれば夜間は20度以下になることも多くなります。出歩くのであれば、サマーカーディガンや、サマージャケットなど、長袖の夏物アウターはあった方がいいですね。

特に、函館山に夜景を見に行く人は夏でもアウターを持って行ってください。平地より気温が1~2度程度低く、天候も変わりやすいので肌寒さを感じやすいためです。

トップス:七分袖または半袖

7月にもなれば日中の気温は23~25度程度あり、湿度も80%程度あります。観光で長時間外を歩くのであれば、メジメと蒸し暑く感じるため、トップスは全て半袖で問題ないと思います。

一方、そこまで出歩かないのであれば、月の前半は夏物の七分袖、後半は半袖でも違和感なく過ごせます。タンクトップを着るにはまだ寒い感じです。

ボトムス:夏物のロング丈や七分丈

オールシーズン対応のジーンズやスラックスでもよいものの、長時間歩くのであれば夏物のロング丈や七分丈のボトムスがおすすめです。函館は湿度が高いので、25度程度の気温であっても長時間歩いていると汗をかきやすくなります。

なので、7月にもなれば夏物のサラッとした肌ざわりのボトムスの方が快適です。なお、ハーフパンツはまだ寒い印象。

女性であれば、ミニスカートでなければ素足でも問題ありません。ただし、夜は冷えやすいので、夜景を見たり、飲みに行ったりするのであれば、ストッキングなど持参しておいた方が安心です。

靴:歩きやすい靴で。日中はサンダルでも

7月にもなれば素足にサンダルでも日中なら問題ありません。歩きやすいものがあるならいいかと思います。ただし、日が落ちてから出歩く人や、函館山に行く人は、冷えるかもしれないので靴の方がいいですね。

歩きやすい靴を選ぶ他、長時間歩くと蒸れるので防臭や制汗対策もしておくのがおすすめです。

おすすめアイテム:暑さ対策グッズ

読売新聞の記事によると、2022年9月時点の調査で北海道の小中学校のエアコン普及率は16%と紹介しています。この数値からも分る通り、北海道は函館も含め全道でエアコンがあまり普及していません。一般家庭だけであればまだしも、飲食店でもエアコンが設置されていないことがあるため、注意してください。

「外も暑いし、昼に入った塩ラーメンの店もエアコンがなくて汗だく!」なんてこともないとは言えないので、暑さ対策グッズは何かしら持ってきた方がいいです。

7月の函館のイベント情報

最後に函館の7月のイベント情報を紹介します。7月は函館で一番早い花火大会「函館港花火大会」が海の日の前日、または当日に開催されます。連休で函館観光に来る人にもおすすめです。なお、屋外イベントは当日の天気により延期や中止もあります。天気が怪しいときは公式ホームページを確認してください。

函館新聞社 函館港花火大会

函館新聞社 函館港花火大会は例年海の日の前日、または当日に開催する花火大会です。時間は19時45分から1時間程度。観覧は無料です。打ち上げ場所の緑の島は立ち入り禁止。

函館の三大花火大会の一つで、打ち上げ数は3,000~3,500程度とされています。連続発射のスターマインや水中花火、尺玉など、趣向を凝らした花火が楽しめ、例年GLAYの楽曲との競演もありますよ。

主要観覧会場までは函館駅から徒歩10分程度でいけるので、観光中の観覧にもおすすめです。なお、会場は人でごった返しになるのでご注意を。

JRA函館競馬

函館競馬場では、例年6月中旬から7月中旬の土日に中央競馬を開催しています。“名馬デビューの地”としても人気があるらしく、過去にはナリタブライアンやゴールドシップ、ソダシなども函館でデビューしているそうです。新馬戦を見ておけば未来のスターホースに出会えるかもしれませんね。

開催期間中は子ども向けのショーやグルメイベントもやっているので、家族でも楽しめます。

市民創作 函館野外劇

市民創作 函館野外劇は例年7月から8月まで、五稜郭公園と函館市芸術ホールで開催する市民劇です。7月公演と8月公演では会場や開演時間が以下のように異なります。入場料・観覧料は1,000円です。

【7月公演】

会場五稜郭公演(一の橋広場)
公演日7月の毎週日曜日
公演時間16:00~17:00(開場は公演開始30分前)

【8月公演】

会場函館市芸術ホール
公演日8月第二週の土曜日、日曜日(2024年)
公演時間土曜日18:00~19:00(開場は公演開始30分前)
日曜日第一回:15:00~16:00(開場は公演開始30分前)第二回:18:00~19:00(開場は公演開始30分前)

内容は函館の歴史をアイヌ時代〜第二次世界大戦まで、歌や踊りを交えて演じます。

私も五稜郭の公演を見たことがありますが、コロポックル役の子どもたちの歌や、上空を通る大砲、光の演出など、「屋外でここまで色々できるんだ!」と感動しました。歴史に全く興味がないのですが、そんな人でも楽しめたので、函館に興味のある人は、より物語を楽しめると思います。

なお、五稜郭公園に観劇に行く方は、虫よけを事前にしておくのがおすすめです。

【七飯町】大沼湖水まつり

函館駅から車で約40分、七飯町にある大沼国定公園では、例年7月下旬の土日に「大沼湖水まつり」を開催しています。開催時間は曜日により異なり、土曜日は13:00~19:00、日曜日は13:00~20:00です。

土曜日の最後には灯ろう流し、日曜日の最後には花火大会と、どちらも夏らしい催しが楽しめます。日中も子どもたちのよさこいや音楽イベントなど、何かしらの催しをやっており、屋台なども出ているようなので、一日いても楽しめそうですね。

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この記事を書いた人

現函館市在住のごっ子です。
このブログでは地元民のごっ子が宿泊して良かったホテルや、季節のイベントなど少し役立つ観光情報をご紹介します。

中学・高校と函館市で過ごし、社会人になってから地元に戻ってきて早10年。昔から観光のお客さんが多かったものの、最近では駅前や五稜郭エリアが新しく生まれ変わり、有名企業のホテルも続々建設されています。

「函館って飲食店のブログは多いものの、ホテル情報をまとめたブログって案外少ない。ホテルでのんびり過ごすのが好きだし、せつかくなら情報をまとめたら分かりやすいのでは?」と思ったのがこのブログを始めたきっかけです。不定期ですが、役立つ情報を更新していきたいと思います。

ごっことはホテイウオのこと。

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