函館の5月の平均気温や旅行時の服装を解説!お花見時期や開催中のイベントは?

2023年の函館の5月の平均気温は13.4度です。5月にもなるとやっと函館も春らしい陽気になり、最低気温がマイナスになることもなくなります。なお、函館の桜の開花時期は年々早まっています。ゴールデンウィーク後半にお花見を計画している人は、すでに葉桜になっている可能性があるため注意が必要です。

この記事では地元民のごっ子が函館の5月の気温の傾向やイベント情報を紹介します。

目次

5月の函館の気象情報

まずは、気象庁や国立天文台のデータから、2023年5月の函館の気象情報を紹介します。

平均気温13.4度
日最高気温18.1度
日最低気温8.7度
日最大降水量12.0mm
平均風速3.1m/s
日の出/日の入り(毎月1日頃)4時30分頃/18時30分頃

参照:気象庁「月ごとの値」

5月の函館の気温の傾向は?

4月はまだまだ寒い日も続く函館に、やっと本格的な春が訪れるのが5月です。桜・ツツジ・藤など多くの花が見頃になり、季節のイベントも増えるので絶好の観光シーズンでもあります。草花が咲く一方で、蚊などの虫はまだまだ少ないので、函館山登山にもおすすめの時期です。

例年5月の最高気温は16度~18度程度、最低気温は5~10度程度です。最低気温が氷点下になることがなくなるので、私の家ではやっとストーブを片付けはじめます。なお、5月も後半になると最高気温が20度近くなることもあり、暑すぎると感じることもあります。

地元民的には温かい5月ですが、日中の温度変化はまだまだ激しいため、旅行時は体温調節しやすい服装がおすすめです。なお、雪はほとんど溶けているので、靴はスニーカーなどで問題ありません。

この時期の東京の平均気温は19度~20度程度なので”春”だと思って函館を訪れると、3月下旬なみの肌寒さに感じるかもしれないので注意が必要です。

5月の函館のおすすめの服装

ここからは、5月に函館観光をするときのおすすめの服装を紹介します。今回は、旅行需要が高い5月前半(ゴールデンウィーク前後)に絞って紹介していきます。

アウター:薄手のジャケットやパーカー

函館も5月ともなれば、もう冬物のコートは必要ありません。

とはいえ、天気が悪い時などは日中でも肌寒さを感じ、夜には一段と冷え込むこともあります。このため、薄手のジャケットや春物のコート、パーカーなどのアウター類はあった方がいいですね。

参考までに、寒がりな私は5月前半でも少し厚手のパーカーばかり着ています。ただ、あまり厚手のものだと暑くなったときに持ち歩くのが不便なので、観光であれば薄手のものの方が便利だと思います。

トップス:長袖シャツに重ね着で体温調節

ゴールデンウィーク前後であれば、よほど暑がりでない限りトップスは長袖がおすすめです。アウターが多少厚めであれば、トップスは長袖のシャツやTシャツだけでも十分です。

もし、薄手のアウターやシャツを着たいのであれば、プラスしてカーディガンなどの羽織れる衣類があった方が体温調整しやすいですね。

ボトムス:春もののパンツやスカートでOK

ボトムスはジーンズやチノパン、スカートなど、一般的な春物衣類で問題ありません。なお、5月前半の平均気温は10度前後なので、寒がりな人であればヒートテックのような冬ものもおすすめです。

ハーフパンツや丈の短いスカートを履くにはまだ寒いかなと思います。ただし、暑がりな人でなおかつ屋外を長時間歩くのであれば大丈夫でしょう。

靴:好きな靴で問題なし

5月にもなれば雪は完全に溶けているので、靴も好きなものを履いて大丈夫です。函館は観光地が点在しており、歩くことが多いので旅行なら歩きやすい靴がいいですね。なお、素足にサンダルではまだまだ寒いのでご注意を。あくまでもスニーカーやローファーなどの“靴”ならなんでも大丈夫な季節です。

また、上述のとおり素足ではまだ寒い時期なので、足元には靴下やストッキングなどを着用してください。女性の場合、5月はストッキングを履くにはまだ寒いので、タイツの方がいいかと思います。

おすすめアイテム:雨具と日焼け止め

ゴールデンウィーク付近は天気が崩れやすく、1日の中でも晴れから雨など、天候が一変することがあります。観光で訪れるときは折り畳み傘などの雨具があると安心ですね。

また、紫外線は5月頃から量が増えるので、長時間外を歩くなら日焼け止めもあった方がいいです。日に当たると疲れが溜まるので、紫外線対策は疲労対策としても効果が期待できます。

参照:気象庁「日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ」

5月の函館のイベント情報

最後に5月の函館近郊のイベントの中でも、ゴールデンウィーク付近に開催しているものを中心にご紹介します。なお、春先のイベントは桜の開花時期に合わせたものが多いので、年によっては期間が前後する恐れがあります。旅行前に最新の情報を確認してください。

五稜郭公園お花見

函館の桜の名所「五稜郭公園」では、例年4月下旬~5月上旬の19時~21時まで、桜のライトアップを開催しています。星型の堀を囲むように咲く桜を、日中はもちろん夜でも楽しめるイベントです。

なお、函館では例年桜の開花・満開が早まっています。5月のゴールデンウィーク後半だと、すでに葉桜になっていることが多いので注意してください。もし、すでに散ってしまっているなら、お堀に浮かぶ花筏(はないかだ)を楽しむのがおすすめです。

参考までに、直近3年間の開花と満開の時期は以下の通りです。

年度開花満開
2024年4月18日4月23日
2023年4月14日4月20日
2022年4月21日4月25日

函館公園お花見

海沿いの青柳町にある桜の名所「函館公園」でも、4月下旬~5月上旬の19時~21時まで、桜のライトアップを実施しています。ただし、上述のとおり、函館の桜の開花時期は年々早まっているため、函館公園も5月のゴールデンウィーク後半ではすでに散っている恐れがあるためご注意を。

なお、函館公園内には、博物館やミニ動物園、ミニ遊園地など、桜以外の見どころもあります。もし散ってしまっていたら、これらを見るのもおすすめです。個人的に見てほしいのはミニ動物園のヤギ。散った桜をペロペロ舐めて食べる姿が春らしくて好きです。

サル山温泉

函館市熱帯植物園では毎年12月~5月の大型連休頃まで、サル山のプールに温泉を入れています。5月のゴールデンウィークは温泉に浸かるサルの姿を見られる最後の月なので、旅の記念に訪れてもいいかもしれません。

なお、熱帯植物園の園内にはサルたちが浸かるのと同じ源泉を引き入れた足湯があります。観光途中で浸かって旅の疲れを癒すのもいいですね。

【北斗市】北斗桜回廊

JR函館駅から車で約35分、函館の隣町北斗市では例年4月下旬~5月上旬に以下の3カ所で桜のライトアップ「北斗桜回廊」を実施しています。

場所ライトアップ時間
法亀寺18:30~20:30
松前藩戸切地陣屋跡18:30~21:00
大野川沿い18:30~21:00

北斗市も桜の開花時期は函館と変わらないため、5月ではもしかするとすでに散り気味かもしれないのでご注意を。

【木古内町】サラキ岬チューリップフェア

函館から車で約45分の木古内町では、5月のゴールデンウィーク期間中「サラキ岬チューリップフェア」を開催しています。シーズンには約60種5万球の色とりどりのチューリップが見頃を迎え、イベント時はチューリップの球根販売やキッチンカー集合もあるそうです。

なお、イベントの規模はそこまで大きくありません。とはいえ、規模が小さいからこそ、咸臨丸(かんりんまる)や風車のレプリカ、花壇の奥に広がる海、咲き誇るチューリップなど、豊かな景色を純粋に楽しめる点が魅力です。

【松前町】松前さくらまつり

函館から車で約2時間、北海道の南端にある松前町では、例年4月下旬~5月上旬に「松前さくらまつり」を開催しています。期間中は出店の他に、土日祝日にはイベントも開催しています

松前公園内には250種1万本の桜が植えられ、早咲き・中咲き・遅咲きと種類が豊富なので函館でソメイヨシノが散った後でも、お花見を楽しめるのがおすすめポイントです。

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この記事を書いた人

現函館市在住のごっ子です。
このブログでは地元民のごっ子が宿泊して良かったホテルや、季節のイベントなど少し役立つ観光情報をご紹介します。

中学・高校と函館市で過ごし、社会人になってから地元に戻ってきて早10年。昔から観光のお客さんが多かったものの、最近では駅前や五稜郭エリアが新しく生まれ変わり、有名企業のホテルも続々建設されています。

「函館って飲食店のブログは多いものの、ホテル情報をまとめたブログって案外少ない。ホテルでのんびり過ごすのが好きだし、せつかくなら情報をまとめたら分かりやすいのでは?」と思ったのがこのブログを始めたきっかけです。不定期ですが、役立つ情報を更新していきたいと思います。

ごっことはホテイウオのこと。

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