2023年の函館の11月の平均気温は7.4度です。函館では例年11月に初雪が観測されるものの、まだ積もるほど降ることはありません。とはいえ、日中でも気温が10度以下になる日も多く、観光するなら十分な防寒対策が必要です。また、車で旅行をする人は朝晩の路面凍結に備えて、スタッドレスタイヤに履き替えましょう。
この記事では地元民のごっ子が、函館の11月の気温や旅行時の服装、おすすめのイベント情報を紹介します。
11月の函館の気象情報
気象庁や国立天文台のデータを元に、2023年11月の函館の気象情報を紹介します。
日平均気温 | 7.4度 |
日最高気温(平均) | 11.3度 |
日最低気温(平均) | 3.1度 |
日合計最大積雪量 | 16cm |
平均風速 | 3.9m/s |
日の出/日の入り(毎月1日頃) | 6時10分頃/16時30分頃 |
参照:気象庁「月ごとの値」
11月の函館の気温の傾向は?
紅葉が見頃を迎える一方で、初雪が観測されるのが11月です。例年函館では11月1日頃初雪が観測され、「いい加減スタッドレスタイヤに履き替えないと!」と、焦る時期でもあります。なので、車で旅行に来る人は夏タイヤから冬タイヤに履き替えておいた方が安全です。
函館の最近の11月の平均気温は7~8度程度、最高気温は11~12度、最低気温は3度前後です。11月も前半だとまだ温かい(13度程度)日もあるものの、後半では平均気温が10度以下になる日が多くあります。
日が落ちるのも16時30分頃と早く暗くなると一気に冷え込むので、手袋&マフラーも使って防寒した方がいいです。なお、11月は雪が降るとはいえ、積もるほどではありません。地元で「根雪(ねゆき)」と呼ばれる長期積雪は例年1月頃となります。なので、まだガチガチのスノーブーツは必要ありません。
11月の東京の最低気温は7~13度ほどなので、函館に来るときは“真冬”の装備でいいと思います。
参照:札幌管区気象台「雪・積雪・長期積雪(根雪)の初日、終日の観測状況」
11月の函館のおすすめの服装
ここからは、11月の函館観光におすすめの服装を紹介します。温かい日もまだあるものの、寒いと日中でも10度以下のときもあります。なので、手袋も活用して防寒するのがおすすめです。
アウター:コートやダウンジャケットなど防寒重視で
冬のアウターは最低気温に合わせて選ぶのがおすすめです。なので、コートやダウンジャケットなど、しっかり防寒できるものを1着用意したほうがいいです。腰まであるような長めのアウターでも十分です。
暑ければ脱げばいいですが、寒い時にちょうどいいアウターを現地で探すのは難しいです。函館だと、観光地周辺に気軽に服を買える店は、そんなに多くありません。
トップス:冬物シャツやニット
トップスは冬物シャツやニットなど、温かいものがおすすめです。11月だと重ね着しなくても、アウターを脱ぎ着して室内・室外問わず体温調節できると思います。なお、シャツといっても冬物の厚手の長袖です。薄い生地だと寒いです。
なお、これが真冬になると店内が暑すぎることがあり、アウターもトップスも厚着にすると、かえって体温調節が大変だったりします。
ボトムス:寒がりならヒートテックや裏起毛でもOK
ボトムスは厚手の生地で、風を通さないタイプがおすすめです。普段、ジーンズやチノパンを履いているなら、それらでも大丈夫です。ただ、寒がりだったり、夜出歩いたりするのであれば、ヒートテックや裏起毛タイプのパンツの方がいいですね。
ちなみに私はユニクロの「ヒートテックイージーパンツ」を履いていますが、日中ならちょうどいいです。11月だとあまりにも防寒性能の高いボトムス(防水防寒パンツとか)を選ぶと、日中は暑いと思うのでほどほどで大丈夫です。
スカートを履く人はロングで風を通さない厚手の生地がいいです。函館は浜風が冷たいので、風を通すタイプだと11月でも体の芯から冷えます。寒さに強い方はストッキングでもよいものの、個人的にはタイツ+靴下がおすすめです。
靴:まだスニーカーや革靴でも大丈夫!
11月であれば雪が積もることもないし、早朝・深夜でない限り歩道が凍結することもありません。なので、まだ、スニーカーや革靴、ブーツなど、好きな靴で大丈夫です。
「裏起毛のブーツの方がいい?」と思う人もいるかもしれませんが、観光で長時間歩くのであれば、靴下を重ね履きして調節したほうがいいですね。
なお、スニーカーソックスだと、足首から下半身全体が冷えてきます。長めの靴下がおすすめです。
おすすめアイテム:手袋とマフラーとカイロ
11月にもなると、手袋とマフラーがあった方が快適に外を歩けます。日中であれば、ポケットに手を入れていても温かいのですが……歩きづらいし危ないし、やはり薄手でも手袋はあった方がいいです。ただし、まだ「アウトドア用裏フリース防水防寒グローブ」のような、がっちりしたものは必要ありません。
また、マフラーは定番の「チェック柄フリンジマフラー」のような薄手タイプで大丈夫です。もし、タートルネックを着る、アウターにフードがついているなど、首が温められる服装なら、無理に持ってこなくても大丈夫かと思います。
カイロは冬の函館や北海道を旅するのであれば、旅行日数×2コくらいは持ってきていいと思います。寒がりなら、あると絶対に重宝します。
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11月の函館のイベント情報
最後に、温かい服装で見に行きたい函館のおすすめイベントを紹介します。なお、11月ほとんどイベントがありません。中旬にもなると、紅葉も終わり景色も寒々しいです。なので、観光地を巡ったり、おいしいものを食べたりして楽しむのがおすすめです。
はこだてMOMI-Gフェスタ
はこだてMOMI-Gフェスタは例年10月中旬~11月初旬(4日頃)まで開催している旧岩船氏庭園(香雪園)の紅葉のライトアップイベントです。ライトアップ時間は16時~21時までですが、園内は24時間入場できます。紅葉が美しいのはもちろん、自然豊かな園内は空気が清々しく、歩いているだけで生き返るようです。
なお、香雪園は「トラピスチヌ修道院」の近くにあるので、まとめて観光するといいかと思います。トラピスチヌ修道院の見学時間は8時30分~16時までです。
【北斗市】北斗紅葉回廊
北斗紅葉回廊は函館の隣町、北斗市の八郎沼公園で例年10月中旬~11月初旬(4日頃)まで実施している、紅葉のライトアップイベントです。ライトアップ時間は16時~21時まで。開催期間中は「はこだてMOMI-Gフェスタ」と共同のスタンプラリーもやっています。
なお、八郎沼公園は新函館北斗駅から車で約9分、函館駅からは車で約35分かかります。
はこだてクリスマスファンタジー
はこだてクリスマスファンタジーは例年12月1日~25日まで、赤レンガ倉庫群で開催しています。2024年は11月30日(土)から開催するそうですが、11月開催が通年になるかは不明です。
開催期間中は、ツリーのイルミネーションや花火の打ち上げ、スープバーなど、イベントも盛りだくさんです。ただ、どのイベントも早くて16時30分から開催のため、温かくして見に行ってくださいね。
海上クリスマスツリーの搬入は例年11月の下旬に行っています。日取りが合えば海の上を移動する“巨大ツリー”を見られるかもしれません。なお、ツリーは日中でも、飾り付けしたものを見られます。
詳しくは以下もご覧ください。
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