2023年の函館の10月の平均気温は13.7度です。10月にもなると北海道各地から初雪のニュースが届き、朝晩はストーブが必要なほどです。函館も日中は秋らしい暖かさで気持ちがよいものの、日が落ちるとダウンジャケットを着てもいいほど寒くなります。紅葉のライトアップイベントなど、観光で夜に出歩くなら、防寒対策を万全にするのがおすすめです。
この記事では地元民のごっ子が、函館の10月の気温や旅行時の服装、おすすめのイベント情報を紹介します。
10月の函館の気象情報
気象庁や国立天文台のデータを元に、2023年10月の函館の気象情報を紹介します。
日平均気温 | 13.7度 |
日最高気温(平均) | 18.6度 |
日最低気温(平均) | 9.1度 |
日最大降水量 | 29.5mm |
平均風速 | 3.1m/s |
日の出/日の入り(毎月1日頃) | 5時30分頃/17時20分頃 |
参照:気象庁「月ごとの値」
10月の函館の気温の傾向は?
「まだ日中は温かくて過ごしやすいかな?」と油断していると、一気に寒さにやられるのが10月です。テレビでは初冠雪のニュースとスタッドレスタイヤ・石油ストーブ・シチューのCMが目立ち始めます。外に出れば紅葉と雪虫でカラフルです。我が家でも朝・晩はストーブをつけています。
函館の最近の10月の平均気温は13度程度、最高気温は18度前後、最低気温は8度前後です。近頃の函館は9月も暑いので、10月は短い“秋”を感じられる貴重な時期です。
10月も下旬になると、北海道各地で初冠雪(山頂に雪が積もって白くなったとき)や初雪が観測されます。函館も日中は秋らしく過ごしやすい気温が多いものの、日が落ちるとパーカー程度じゃ防げないくらい寒くなります。夜景を見に行く人は防寒対策を万全にしてください。
なお、10月の東京の平均気温は19度です。函館に来ると「え!冬でしょ?」と季節を疑いたくなるほど寒いと思います。
10月の函館のおすすめの服装
ここからは、10月の函館観光におすすめの服装を紹介します。温かい日もまだあるものの、天気が悪いと日中でも12~15度程度のときもあります。寒さ対策に力を入れるのがおすすめです。
アウター:厚手のもの必須。夜出歩くのならダウンジャケットでもOK
アウターは厚手のジャケット・コート・パーカーなど、寒さを防げるものを1着用意してください。関東の方であれば、秋物ではなく冬物で十分です。例えば私の場合、裏側がボアタイプのパーカーや、同じくボアタイプの厚手のフリースを着ています。
さらに、夜は温かい日でもせいぜい17度、深夜なら10度程度まで冷え込むこともあります。夜景を見る・紅葉のライトアップを見る・飲みに行くなど、夜に出歩く予定があるなら、薄めのダウンジャケット(ユニクロのライトダウン系)を持ってきてもいいくらいです。
トップス:長袖+重ね着で体温調整がおすすめ
トップスは長袖シャツとカーディガンなど、重ね着できるものがおすすめです。夜は防寒していないと辛くなるほど寒いものの、日中は温かい日だと20度前後まで気温が上がるときもあります。なので、厚手のセーター1枚のような服装よりも、脱ぎ着しやすい方がいいですね。
ボトムス:一般的なロングパンツで。寒がりなら発熱タイプも可
ボトムスはデニム・チノパン・スラックスなど、一般的な厚みのロング丈ならなんでも大丈夫です。10月なら、上着である程度防寒をするのであれば、ボトムスまで防寒タイプが必要なほどの寒さではないです。
ただし、寒がりな人なら、ヒートテックのような発熱タイプのパンツでも大丈夫です。
スカートを履く人はロングで厚手のものがおすすめです。寒がりなら冬物でもいいですね。10月になると風も冷たいので、靴下やストッキングよりも、タイツの方がいいと思います。
靴:スニーカーや革靴、ブーツでもいい
靴はスニーカーや革靴など普通の靴の他、ブーツ(ショートでもロングでも)も気温的には問題ありません。革靴と書きましたが、パンプスのような素肌が出るタイプの靴だと、夜は冷えると思います。
おすすめアイテム:カイロとベタベタしないリップ
10月は朝晩の温度変化が激しいので、カイロがおすすめです。カイロといっても、貼るカイロ・貼らないカイロ・靴用カイロなど色々あるので、使い分けるとピンポイントでしっかり温められます。
また、10月は空気が乾燥しているので、リップクリームやハンドクリーム、マスク、のど飴など、乾燥対策グッズもあった方が快適です。注意点として、マスクを外して外を歩く人は、「ベタベタしないリップクリームや口紅」を持ってきたほうがいいです。
10月は意外と小さい虫が多く、特に下旬は雪虫が目や口に入ってきます。ベタベタしたリップをつけていると唇に雪虫がくっつくので、サラッとしたものを使うか、マスクをするかしてみてください。
ホテルの乾燥に悩んでいる人は「【実体験あり】今すぐできるホテルの乾燥対策6選!喉を乾燥から守る方法と合わせて解説」もぜひご覧ください。
10月の函館のイベント情報
最後に函館の10月のイベントを紹介します。10月は下旬から紅葉に関連したイベントが多くなります。イベントをやっていない場所でも紅葉が有名なスポットは色々あるので、自然の中を歩くだけでも楽しい季節です。
秋の五稜郭バル
五稜郭バル(秋)は、例年10月上旬の日曜日に五稜郭地区で開催しています。開催時刻は14時~23時まで(店舗により異なります。)なお、同イベントは年2回、春と秋に開催されています。
五稜郭バルとは簡単にいえば“はしご酒”ができるイベントです。事前に5枚一組のチケットを買って、参加店の中から好きな店舗を選び、チケット1枚とピンチョス(おつまみ)+1ドリンクを交換して楽しみます。
なお、ドリンクはアルコールだけでなくジュースもあるものの、五稜郭地区のバルは居酒屋が多いです。なので、お酒が好きな人に特におすすめのイベントです。
参加チケットは、以下のように購入時期により金額が異なります。
当日チケット | 5,000円(5枚綴り) |
前売りチケット | 4,000円(5枚綴り) |
はこだてMOMI-Gフェスタ
はこだてMOMI-Gフェスタは旧岩船氏庭園(香雪園)の紅葉ライトアップイベントです。例年10月中旬~11月初旬まで開催され、ライトアップ時間は16時~21時までです。なお、園内は24時間入場可能。紅葉の名所として親しまれる場所なので、ライトアップ時間以外でも十分に楽しめますよ。
観光で訪れる場合、湯の川エリアからは近いものの、五稜郭など中心部からは5km程度と距離があり、公共交通機関も少ないです。
なお、香雪園から車で6分の位置には「トラピスチヌ修道院」があります。トラピスチヌ修道院の見学時間は8時30分~16時までなので、観光するならまとめて見るといいかなと思います。
【北斗市】北斗紅葉回廊
北斗紅葉回廊は函館の隣町、北斗市の八郎沼公園で実施している紅葉のライトアップイベントです。例年10月中旬~11月初旬まで開催されます。ライトアップ時間は16時~21時までです。開催期間中は「はこだてMOMI-Gフェスタ」との共同スタンプラリーや露店などもやっています。
八郎沼公園は新函館北斗駅から車で約9分ですが、函館駅からは車で約35分かかるのでご注意ください。
【七飯町】大沼ハロウィンナイト&紅葉サンセットクルーズ
大沼ハロウィンナイト&紅葉サンセットクルーズは、函館の隣町、七飯町の大沼のイベントです。例年10月中旬~下旬(19日~22日付近)の土日に開催しています。ハロウィン仮装大会やよさこいソーランなどの昼イベントの他、かぼちゃランタンの点灯(16時~19時)や花火大会(17時30分~)など盛りだくさんです。遊覧船乗り場からはクルーズ船に乗って紅葉も楽しめます。
私も近くを通りかかったことがあるのですが、紅葉もさることながら、山盛りのかぼちゃが並んでおり迫力満点でした。函館駅から大沼公園までは特急北斗で約30分、普通列車で約50分です。
コメント